第2回 「近代の産業遺産の保存と活用に関する国際シンポジウム」
近代の産業遺産の保存と多様で魅力的な活用-日本、ドイツ、オランダ、シンガポール、中国の事例-
近代の産業遺産の多くは、当初の用途・機能を失い、かつ大規模で複合的なシステムであるためにその保存は困難になっています。シンポジウムでは日本側から最近の修理・活用事例の報告のほか、ドイツ、オランダ、シンガポール、中国の専門家による各国の産業遺産の活用事例も報告されます。講演後には討議の時間も設けています。(日本語・英語逐語通訳付き)
主 催: 京都女子大学家政学部生活造形学科 斎藤英俊研究室
日 時: 2017年 3月4日(土) 午前10時~午後5時15分
3月5日(日) 午前10時~午後4時30分
(開場は午前9 時30 分)
会 場: 国立西洋美術館 地下講堂(台東区上野公園7-7)
参加費: 無料
定 員: 100名(要申し込み 2月25日締切:申込者多数の場合は先着順)
プログラム
3月4日(土)
10:00 開会挨拶 斎藤英俊(京都女子大学教授)
10:10 「国立西洋美術館の活用と公開」福田京 (国立西洋美術館総務課専門職員)
11:10 「シンガポールにおける近代産業遺産 -保存に関する状況の変化-」
ヨハネス・ウィドド(シンガポール・シンガポール大学准教授)
12:10 お昼休憩
13:30 「中国の文化遺産保護と産業遺産」(仮)呂舟 (中国・清華大学教授)
14:30 「中国における産業遺産保護の発展」劉伯英 (中国・清華大学准教授)
15:45 「中国・広東省における近代の産業遺産の活用」馬紅 (中国・雲南師範大学講師)
16:45 討論 (17:15 まで)
3月5日(日)
10:00 挨拶
10:10 「旧三河島汚水処分場喞筒場施設の保存修理」
井川博文 (文化庁文化財部参事官(建造物担当)室文化財調査官)
11:10 「ドイツにおける鉄道遺産の保存と活用」(仮)クリフトフ・ヘンリヒセン
(ドイツ・ドルトムント大学、ハイデルベルク大学客員教授)
12:10 お昼休憩
13:30 「旧帝国図書館を国際子ども図書館として保存活用-免震レトロフィットと平成の増築-」
巌文成 (国土交通省関東地方整備局営繕部保全指導・監督室室長)
14:30 「景観遺産としての北西干拓地-20 世紀オランダの干拓地の保護と開発に関する景観形成計画-」
ステフェン・ナイヒューイス (オランダ・デルフト工科大学准教授)
15:45 討論・閉会挨拶 (16:30 まで)
申し込み先など詳しくは下記チラシをご覧ください。